Mary Lou Lord

Got No Shadow

Got No Shadow

大学に入ったばかりの頃に允さんに貸してもらったアルバムで、大学に入って一番聴いてるアルバムだと思います。中古CD屋で500円で買える超名盤。

Mary Lou Lordについて語られる時はまず「カート・コバーンの元恋人」ってとこからだと思うんですが、音楽的にはカートとはほぼ無関係だと思います。ただ、8曲目のSome Jingle Jangle Morningの詩は死んだカートに宛てたものだって言われててそう思いながら聴くとすごいポップな曲なのに悲しい気分になりますね。

このアルバムは参加ゲストがやたら豪華です。Elliot SmithやNels Clineがクレジットされてるし、あと"Girlfriend"のプロデューサーのFred Maherがプロデュースしてる曲もあります。過剰なくらい装飾音が入ってて、通して聴いて全く大げさに聴こえないのは、参加ミュージシャンやプロデューサーの働きが大きいんだと思います。

あともう一つMary Lou Lordは他の人の曲を歌うことが本当に上手い。実際このアルバムの半分以上は提供された曲か共作曲なのに、それぞれの歌に全く違和感が感じられない。これって中々凄いことなんじゃないかと思います。


紹介したアルバムには入ってませんがSpeeding Motorcycle並んで大好きなカバー曲。
原曲のかけらもない。